ラトビア移住12年目。
 
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白衣
世の中は夏休みのリガである。

さて、世の中は夏休みなのだが、管理人夫婦は職場である。
休暇は結局9月の末あたりに取ることにして、今は閑散としている職場で働いているわけである。

管理人夫婦の職場は病院内にある。

そんな都合上、管理人も白衣を着てウロウロしているのである。

白衣を着ているからと言って、医者か看護婦というわけではない、という見本のようなものである。
さらに、白衣を着ているからと言って、何か実験や検査のようなことをしているのかというと、そういうわけでもない。

例えば、旦那は実験は全くしないが、常に白衣を着ている。
研究室の秘書さんも常に白衣である。

管理人も時々実験などをするが、その頻度は低く、大抵はネットで情報収集をしているような状態なのだが、常に白衣着用である。

なんとなく、ここで働いてますよ、という目印みたいなものなのである。

そして、その目印は患者もしくは見舞い客にとっては、歩く院内案内表示と同等であると言っても過言ではない。

「あの、6号館はどこでしょうか?」

ひとたび研究室から外へ出ると、院内で目標物を失った人たちに呼び止められる。

中にはなにやら渡されたらしい書類を握りしめて、

「どこへ行ったらいいんでしょうか?」

と訊いてくる人もいる。

たずねる相手がアジア顔でもお構いなしである。
彼らは白衣めがけて訊いているのである。

さて、白衣といえば、こちらの白衣はやたらとファッショナブルである。
ラトビアが、というわけでは無いようで、他のヨーロッパの国でも白衣屋のような店があって、そこに様々なデザインの白衣が売られているのである。おそらく、ナース用と思われる。

ちなみに、管理人の白衣は襟なし、七分袖、前方スナップボタンで、購入時にはなぜか肩パットが付いていたものである。もちろん、肩パットは外して使っているのであった。
【2010.08.10 Tuesday 14:49】 author : 管理人
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若者をみて思うこと
今年の夏は全く寒くて嫌になるわ、と言いながらも、素足にサンダルのママである。

さて、今日は若者の話をしようと思う。

と言っても、管理人の見る若者は限られていて、しかも偏っている。
それでも、そんな若者と関わってみて、ちょっと思ったことがあるので記しておこうと思う。

1)もう、若者にはもどりたくない。
まず、無理である。若者は全力で努力をしなくては、人生を切り開くことができない。彼らは人生の基礎を、まさに築いている最中なのである。無理をしても大丈夫な体力だけが彼らの資産である。これをフル活用して努力する必要があるのである。こんなことは、人生の中で一回やれば十分である。少なくとも自分ではもうしたくない。

2)若者には鞭打って勉強させるべきである。
若者であるうちは、本当にフル回転で努力して勉強する必要がある。人生でおそらく一番ハイスペックな時なのである。この時期を逃すと、もっと大変になるのである。情け容赦なく勉強させなければならない。あ、でもこれは20歳前後の若者の話であって、子供のことではない。正直子供のことはわからない。

3)若者に助けは要らない。必要なのはシェルターだけである。
大抵のことは、彼ら自身で乗り越えられるのである。それが経験になって自信になるのである。それを下手に助けて邪魔してはいけない。と言うわけで、管理人はラトビアへやってくる日本の学生さんには基本的に会わないことにしている。

若者であることは、結構大変である。


【2010.06.19 Saturday 22:35】 author : 管理人
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久々の出張
明日から出張でオランダへ行く管理人である。

と言っても一人ではなく、旦那とラボの女の子を二人連れての学会参加である。

オランダは初めてなので、ちょっと楽しみである。
【2010.06.02 Wednesday 21:32】 author : 管理人
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職場のパーティ
管理人の働く病院は今年で創立100周年を迎えたのだそうな。

というわけで、昨日は記念のパーティが催されたのであった。
なんと、場所はリガ最大のアイスホッケー競技場且つコンサートホールであるアレーナ・リガであった。

全職員とその家族を招いての大パーティである。

オーケストラやコーラスのみならず、あの、「百万本のバラ」の作曲者であるライモンズ・パウルスまで登場。
かなり豪華である。

だが、夕方7時から始まったこのパーティ、コンサートやらスポンサーの紹介やら、お祝いメッセージビデオやらやらが2時間も続き、その間、食べ物ナシだったのである。

もちろん、パーティで食べることを想定して、大半の人々は食事をせずに来ているのである。いやはや、我慢大会のような2時間であった。

そして、ようやくビュッフェが始まったのだが、何しろ職員3000人という病院なので、それはもう、大変な混雑ぶりであった。

上の画像に写っているのはテーブル席で、ここは普段ホッケーやらバスケやらをやっているところである。管理人が写真を取っているのは観客席からである。
何故、管理人は観客席にいるのか?
それは席が足りないからである。
実は、暗くて良く見えないが、このテーブル席を囲むように側面には観客席があり、そこにも職員とその家族がひしひしと座っているのである。
観客席に座っている人々は、ビュッフェがこの会場の外に用意されているのであった。

ちなみに、アルコールは全て有料。自腹である。
従って、皆さん持参してきているのであった。

食事が済んだら、ダンスである。

踊る踊る。。。

管理人夫婦は12時に帰宅したのだが、会場はまだまだ盛り上がっていたのだった。
【2010.05.30 Sunday 15:37】 author : 管理人
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近況@職場
今朝、職場へ行ってみると、パイプ室となっていて普段使っていない奥の小部屋から、

「ジャー」

という、水の音がしていた。

開けてみると、案の定水が噴出していたのであった。しかも、どうやらお湯らしく、湯気が立っている。施設管理の人がやってきて、修理をしてくれたのだが、どうやら暖房用の温水パイプが破損したということであった。

さて、働き始めてから早2ヶ月半になろうという管理人である。

何もかもが、日本と比べるとゆっくりと進むここラトビアでは、焦ってはいけない。
その証拠に、非常にゆっくりであるが、一応物事は前進しているようである。

ただ、放っておくと、そのまま本当に何も進まないので、どうしても必要と言う物事に関しては、しつこくせっつく必要がある。
それは、向こうも同じスタンスのようで、提出するように言われた書類なども、どうしても必要とあらば催告がくるが、提出しなくてもウンともスンとも言ってこないものもある。

例えば、管理人が働き始める前に、学位を証明するものを提出するように言われたのだが、手元にある学位記はバリバリ毛筆の日本語である。そこで、英訳をして大使館で証明を発行してもらって、などと思っていたのだが、

「ラトビア語じゃなくていいんですか?」

と大使館の人に指摘されたのだった。
さすが、大使館の人は日本的な、きめ細やかな発想に基づいて助言してくれる。

そこで提出先に問い合わせてみると、

「ロシア語の学位記でも受け付けたことがあるので、日本語でもいいはずだと思うがわからない」

というすばらしく理解があるのか、いい加減なのかよくわからない返事をもらったのであった。

しかし、それで日本語のものを提出して、「これじゃダメ」とか言われては嫌なので、ま、業を煮やして先方が何か言って来るまで、放っておくことにしたのである。

そして、提出していないまま現在に至るわけである。

それでも管理人の給料は支払われている。ありがたいことである。

全く、管理人には気楽で過ごしやすい場所だなあと、つくづく思うのであった。


【2010.03.12 Friday 22:22】 author : 管理人
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日本人としての選択
引き続きテニス肘の管理人である。

今週は毎日カリスママッサージャーのもとへ通っているのだが、その日のマッサージが終わると、次の日の予約を入れる、という具合である。

「肩が軽くなったデスー。生まれ変わったみたいデスー」

「それはよかったわ。で、明日、朝8時からと11時半からの二つが空いてるけど、どっちがいいかしら?」

通常、マッサージは30分である。そして、もちろん、多少時間は押し気味になる。
肝心なことは、次の日は12時からプロジェクトの会議があるということなのである。
マッサージは、管理人の職場である病院の敷地内にあるとはいえ、11時半からの予約を入れれば、それは確実に会議に遅れることになるのである。

仕事熱心で、勤勉な日本人として、管理人はすかさず朝8時からを選択した。

「まあ、そんな朝早くでいいの?」

誘惑のお言葉である。

「え、でも、12時から会議があるですよ」

「まあ、でも、朝は少し長く寝ていたいとか思わない?」

寝ることが何よりも得意、且つ、大好きな管理人には、決定打となるお言葉であった。

「・・・・・・・・・」

「私はどちらでもいいのよ」

そして、管理人は決意した。

「あ、11時半でお願いします」

「いいの?」

「ええ。11時半です。朝は寝たいです」


勤勉な日本人のイメージを、破壊した瞬間であった。


その後も、なんとなく逡巡していた管理人であったが、次の日、11時半からのマッサージを終え、急いで会議室に駆けつけてみると、10分の遅れであった。


が、しかし、会議は始まっていなかった。


そう、彼らは時間ぴったりになんて集まらないのである。
会議が始まったのは、12時15分頃であった。

そして、管理人は自分の選択の正しさを確信した。

日本ではきっと間違っているが、ここでは正しいのである。
【2010.02.27 Saturday 20:45】 author : 管理人
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初プレゼン
気温が上がってきたのは良いのだが、大雪に見舞われているリガである。

今日はうきうきの金曜日である。
しかし、今日の金曜日はちょっと長い。

早朝テニスの後、職場での初プレゼンテーションが待っているのであった。

仕事開始から、既に1ヶ月以上が経過しているわけだが、実際のところ、管理人は外人業を全うしているだけで、特に「仕事」という仕事をしているわけではない。

あえていうならば、「情報収集をしながら計画を練る」というのが、仕事であろうか。

だが、今日はプレゼンがある。
プロジェクトメンバー二十数人、この中には学長も含まれるはずである。
これから作っていく医療用統合データベースの概念について説明するのである。

久しぶりのプレゼンテーションである。

管理人は「プレゼン命」をモットーとしているので、手抜きは出来ない。

1週間もかけて、練りに練ったのである。

スティーブ・ジョブズのプレゼンもYouTubeで研究した。

万全である。

そして、その時がやってきた。



聴衆、6人。。。。

あれ?

学長はどこ?

学長は休暇で家族旅行であった。
他の人々は、豪雪と風邪で欠席多数。。。

肩透かしの初プレゼンであった。
【2010.02.12 Friday 20:56】 author : 管理人
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