ラトビア移住12年目。
 
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ルンダーレとメジョートネ
ルンダーレ宮殿とメジョートネ城を訪れるのは、これで4回目だろうか。

友達やお客人を案内して来ることが多いのだが、何回見に来ても飽きることはない。特に、ルンダーレ宮殿は、訪れるたびに、修復が進んで、昔の輝きを取り戻していくのが、手に取るように分かるのである。最初に訪れたときは、まだ修復が半分ぐらいしか進んでおらず、庭もほとんど何も無い状態であった。ソビエト時代に破壊、放置されて痛みきった宮殿の写真が展示されていて、さらに、修復中の部屋を見ることが出来たのだが、そのとき、思わず涙が出そうになるぐらいの衝撃を受けた覚えがある。修復の大変さが並大抵ではないことを示していたからである。と同時に、作り上げるのも人間なら、破壊するのも人間で、イデオロギー一つで、世の中はどちらにも傾くのだと思って、背筋が寒くなった覚えがあある。

さて、代わってメジョートネ城であるが、小さいながらも何よりも宿泊できるのがうれしい宮殿である。
晴れて暖かければ、庭でピクニックが最高なのである。
ワインと燻製の鶏と、フランスパンとチーズを持って、よく手入れの行き届いた城の庭で、飲んで食べるのである。
程よく酔ったら、芝生にゴロリと横になって、風が渡る音と、鳥のさえずりを聞きながら、しばしウトウトとするのである。



ラトビアの夏の空は、地上で寝転ぶ人とは対照的に、それは沢山の鳥たちが忙しく飛び回っていた。
【2009.06.24 Wednesday 21:49】 author : 管理人
| ラトビア城めぐり | comments(2) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
「くに」と言うコンセプトを表現する言葉に
nation とstateの両方が有りますが
管理人さんの見せて下さるお写真を拝見する度に
自然発生的に『そこが暮らしやすいから』『そこだとお金が儲けやすいから』などと言う理由で始まって長い事人が住み着いて柱など手ずれで垢光りしているようなnation国家と違ってstate国家の持つどこか味気ない無機質な肌触りを感じるのです。
暑い所寒い所、乾いた国雨が多い国,ヨーロッパには様々な国が有りますが皆一色のnation国家ばかり。
イスラエルもその場所は気が遠くなる程長い年月、人が住み暮らして来た『場所』では有りますが国家その物はせいぜい60年程前に人工的に作られたもの。

オーストラリアに住み着いたアイルランドやイングランド人とユダヤ人とひとくくりにする事自体間違いかも知れませんが,苦労しながら一所に住み続けた事から生まれる落ち着き,洗練さは
ヨーロッパ以外の土地から来た人の目を見晴らせるものがあると思います。
イスラエルからのお客様はきっとバルト諸国の手触りに感銘してお帰りになった事でしょう。
| さんさん | 2009/06/25 1:42 PM |
こんにちは、さんさんさん。
自分達のもつ文化をそれは大切にする姿勢は、ヨーロッパのどの国を見ても、国単位できちんと取り組んでいて感心します。闇雲に近代化することもなく、古いものと新しいものを調和させながら街を作ったり、古い建物を修復しながら、内部はモダンに作り変えても、概観は昔のままの姿で使っていったりしていますね。残念なのは、ラトビアもエストニアも、あちこちにソビエト時代の、それこそ無機質な建物が沢山残っていて、それがまるで傷跡のように見えるところです。この傷跡を埋めるには、まだ大分時間がかかりそうです。
| 管理人 | 2009/06/25 3:47 PM |
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