ラトビア移住12年目。
 
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振袖
今日は管理人夫婦の務める大学のパーティーである。

創立60周年記念ということで、アレーナ・リガ(コンサートホール)で行われる大々的なものである。歴代の卒業生も参加するというパーティーは、もちろん、かなり派手なものになることが予想されるのである。おそらく、イブニングドレスが大半を占める感じになると思われる。

問題は、何を着ていくか、である。

そして、海外で日本人が着ていくものに困ったときには、ひとつだけ奥の手が残されている。
そう、キモノである。

「キモノ、オネガイシマスー」

と、何故か日本語で懇願する旦那まで出現する始末である。

キモノを着て行くことは、やぶさかではない。だが、キモノを着ていくことになると必ず持ち上がる問題があるのである。それは、やはり今回も持ち上がったのであった。

「コレがイイデスー」

やはり何故か日本語でキモノを選ぶ旦那が出没し、

「コレよ、これがいいわよ」

と、キモノの前でウンウンうなづくママも出没する。

そのキモノとは、振袖なのである。

確かに、彼らの言うことはわかる。パーティに着ていくのである。派手な方がいいに決まっている。そして、日本のしきたりなぞ、誰も解さないというのも本当である。45歳の管理人が振袖を着ていったからといって、後ろ指を指す者はいないであろう。
45歳には派手すぎるかもしれないキモノを着るのも、海外ならば抵抗もない。

だが、振袖で人前に出るのはさすがに無理である。心情的にかなり無理である。

しかしながら、こう考えることもできる。
「何故、着ないキモノを持っているのか?」
別に眺めて楽しむわけでもなく、譲る子供がいるわけでもない。勿体無いではないか。

「ううーん」

というわけで、決心したのである。

袖を切ることにしたのである。

ちなみに、管理人は振袖を2着持っている。ハサミを入れるにはもったいなさすぎる方の振袖は、そのまま取っておいて、還暦などの内輪のパーティで着ることにしたいと思っている。

ジョキジョキ、と他のキモノの袖丈を参考にして袖を切り、切り離した袖の先を分解して構造を確かめ、同じような構造をとるように手縫いでチクチクと縫うのである。

さて、ハサミを入れるときには緊張するものの、意外にあっさりと袖を短くすることに成功したのだった。

ま、キモノの専門家が見れば、もしかしたら変なことになっているのかもしれないが、とりあえず、管理人としては満足である。


【2010.09.18 Saturday 16:41】 author : 管理人
| 日本なもの | comments(4) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
すばらしいです!パーティーの花、間違いなしですね。
着付けが出来るなんて、本当に尊敬します。私は訪問着を持っているのですが、一度写真を撮るために着せてもらって以来、実家の箪笥に放置しっぱなしです。なんという無駄と思いつつも、着る機会がなければ着付けを習っても忘れるだろうし、と結局放置です。
| Kay | 2010/09/18 11:20 PM |
管理人さん、こんにちは。
おぉ!とうとう和裁までこなされましたね!!いいと思います。眠らせているよりも、ドンドン着てくださいねぇ。旦那様も自慢したくてしようがない様子ですね!
さて一昨日は夜中にウサギがうちに迷い込んできてなんだか変な一日を過ごしました。ベランダのあさがををかじり、フンも尿もしていきました。たぶんベランダつたいにいる飼い主を探してましたが自力で(?)帰ったようです。ダンナは仕事場で話しても信じてもらえなかったそうです。
やっと秋っていえる気候になってきました。野菜はのきなみだめですが、果物はおいしくできあがっていますよ〜。
| megmeg | 2010/09/18 11:31 PM |
振袖の袖をつめてしまうなんて、勿体無い!とは
思います。管理人さんの年代から考えても、きっと
いいお品のものだったと思います。
実は私の数少ない着物の一点はそうです。成人式の時の
振袖を結婚の時に母が直してくれて持たせてくれました。
それ以来ずっとタンスの中でしたが、たまたま
お茶を習っている家族の一人が、着たいというので
ひっぱりだして着せました。
やはり活用してこそです。海外ではなかなか渋いものや
淡いものより、見た目が綺麗な方が受け入れられやすい
のでしょうね。
| murako | 2010/09/19 8:50 AM |
こんにちは、Kayさん。
着付け、大丈夫ですよ。私も習ったことはないですし、着付けの本と毎回にらめっこしながら着てます。いや、でも日本でだと自信ないです。
海外の、日本人の居ないところでこっそり着るぐらいです。

こんにちは、megmeg殿。
おお、ベランダづたいにウサギが侵入してくるとは。それは滅多にない話ですね。でも、ちゃんと帰れたようでよかったですね。いや、帰れなくなったほうがもうちょっと楽しめたかも(笑)。急に秋になったようですね。酷暑づかれとか大丈夫ですか。美味しい果物は嬉しいですね。

こんにちは、murakoさん。
そうなんです、渋いものや淡いものは不評なんですよ。それから、彼らは正絹の輝きに弱いようです。
振袖は豪華でそのまま取っておきたいのですが、やっぱり着た方がいいと思って袖を切りました。切った部分でバッグでもつくろうかと思います。
| 管理人 | 2010/09/20 3:00 AM |
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