ラトビア移住12年目。
 
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休暇終了
2週間の休暇が終了した管理人夫婦である。
クレタ島での何もしない2週間はあっという間であった。

さすがに3年目、通算6週間の滞在でクレタ島の良さは大分あじわいつくした感がある。
来年は別のところにしようか、それともまたクレタにしようか、などと旦那と話しながら、名残を惜しんだのであった。

「またね」

と、朝7時のピックアップバスから5時起きの眠い目をこすりながら、慈しむようにオリーブの木に覆われた島を眺めつつ、空港へ向かったのであった。

管理人夫婦のフライトはツアーのチャーター便である。
9時搭乗、9時50分発。
4時間のフライトである。
ちなみにクレタ島とリガでは時差がないので、午後2時ぐらいにはリガに着く予定である。

が、しかし、全員が搭乗してハッチが閉まっても、なかなか飛行機は動き出さない。

天候もよろしくない。
クレタにはそぐわないような暗雲たれ込めた強風の日であった。

しばらくしてあったアナウンスによると、
「ただいま離陸の順番を待っています」
ということであった。

が、しかし、待てども暮らせど飛行機は動き出さない。
憶測が飛び交い、ざわめく乗客。

が、しかし、状況は同じであった。

機内で待つこと数時間、最終的に飛行機は飛ばないことになったのであった。
理由は、クルーの労働時間制限である。
連続14時間が上限と定められているのである。
このチャーター便は、一週間に一度、リガから観光客を乗せてやってきて、帰りの観光客を乗せて帰る、という具合なので、クルーは朝4時から働いているのであった。

という訳で、午後2時過ぎに飛ばなかった飛行機を降りて、荷物を受け取り、ツアー会社の用意したホテルへ向かうことになった。

が、しかし、管理人夫婦にはもう一つのオマケがあった。

ロストバゲージである。

飛んでもいないのに。ロストバゲージ。
預けたスーツケースのうち、無駄に大きいやつが、どこかへ旅立って行ったのであった。

よかろう。
見つけ次第リガへ送ってもらうこととしよう。
究極の宅配サービスだと思えば良い。。。

そして、ロストバゲージ処理の最中に、思わぬところから何故こんなに飛行機の中で待たされたのかを知ることになったのであった。

それは、空港職員の「静かなるストライキ」だったのである。
そう、彼らは通常通り働いている。しかし、本土で行われたゼネスト以降、空港は「発着は1時間に2機まで」という謎のルールを適用したのである。そして、ちょっとでも遅れると離発着許可を出さないのだそうな。我らが飛行機は、搭乗手続きに遅れがあって、それが理由で本来の順番からはじき出され、空き時間待ちに回されたのだが、はじき出されたフライトが多すぎて結局順番がまわって来ず、クルーのタイムアウトになったのである。

ロストバゲージで手間取っている間に、他の乗客から取り残され、別のバスでホテルへ向かった管理人夫婦であった。

天気は相当悪いが、もう一日3食飲み放題付きのホテル滞在は悪くない。
疲れた体を休めつつ、ワインでも飲んで勝手に延びた休暇を楽しむこととしよう。

が、しかし、更なる裏切りが管理人夫婦を待ち受けていたのであった。

「え、集合時間は午後11時45分。ロビーの外です」

という説明であった。

つまり、一泊して翌日のフライトではなく、夜中の2時にフライトが変わったので、それまでの待機なのであった。
飲み食いしてリラックスしている場合ではない。
本格的に寝ておかなければならない。なぜなら、管理人は飛行機で寝ると具合が悪くなるのである。
夕食だけ食べて、あとはホテルの部屋で仮眠をとったのであった。

集合に遅れてはならずと、集合時間の10分前にはほぼ全員が待機していた。

が、しかし、待てど暮らせどバスは来ない。

ツアー会社の職員は、

「大丈夫。皆さんを残して飛行機は飛びませんから」

という。いや、そういう問題ではなかろう。
結局、1時間以上、吹きすさぶ風の中でバスを待ったのであった。

そして、本当に飛ぶのか、という疑問を抱きつつ搭乗。
今回はスムーズに離陸し、予定通り朝6時にリガへ到着したのであった。

お土産をママに渡して、一緒に朝食を食べた。
旅行中の洗濯物の一部を洗濯し、とりあえず手元にある分のスーツケースの中身を整理して、ようやく一眠りである。

そして、ああ、よく寝た、と起きたところへロストバゲージのスーツケースが届いた。

ようやく休暇が終わったのであった。

【2011.10.10 Monday 18:25】 author : 管理人
| 渡航 | comments(12) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
ひー、お疲れ様でした。翌日にスーツケースが届くとは、早いですね。大昔ですが、アメリカ国内の旅で3日後だかに泥だらけになって届いたという経験があります。旅というのは、スムーズに行くほうが珍しいと思った方が精神的に楽かもしれませんね。
| Kay | 2011/10/11 1:56 AM |
管理人さん、おかえりなさいませ。
忘れられないバカンスになりますね〜。しかし、夜中のフライトは大変でしたね。
そう、おうちに無事帰るまでが旅ですね!
| megmeg | 2011/10/11 11:14 AM |
やられましたなぁー。
その時は、とても大変でも、時間が経つと話のネタになるのが旅のハプニングですよね。

ギリシャの国民感情としては理解できますが、あらゆるストライキは、経済にさらなる打撃を与えるだけでしょうに…。

来年は、どこでバケーションなんでしょうね〜。
それにしても、ギリシャまで4時間フライト(−_−;)羨ましいです。




| ちび子 | 2011/10/11 11:58 AM |
こんにちは、Kayさん。
ええ、すっかり油断してました。特に、うちの旦那、とても飛行機運が悪いのをすっかり忘れてました。スーツケース、いや、ほんとに早かったです。良い感じの宅配サービスでした。家まで運んでくれますしね。ギリシャ、いいところなんですが、まあ、時期が時期なので、しかたないですね。繁盛期にはストなんてしないんでしょうが、もうシーズン終わりもいいところでしたから。滞在したホテルの周辺は10月21日でホテルだけでなくキオスクもスーパーも店じまいだそうです。

こんにちは、megmeg殿。
そうなんですよね、夜中のフライトで寝れればいいのですが、寝られないとキビシイです。飛行機で調子が悪くなることが頻発したので、アルコールも禁止で、とほほな状態でした。忘れられないですね(笑)。

こんにちは、ちび子様。
ギリシャ、ホントそうですよね。アテネとか大変なことになってるようですし。来年はどこに行きましょうかねえ。クロアチアとかいいなあ、とか思ってたりします。東南アジアへ行きたいんですが、遠いですから。
そうそう、Kymata行ってきましたよ。もう、シーズン終わりなので、あの海沿いのタベルナはどこもスッカスカでしたが、Kymataだけは満員でした。美味しかったです。
| 管理人 | 2011/10/11 4:28 PM |
この長文のブログに管理人さんの怒りが籠っている様で
ああ、エネルギー満タンだぁ。 2週間のバケーションで
バリバリに充電されたんだなぁ、と強く感じられました。
それにしても飛び立っていないのにロストバゲージ
あるんですねぇ。

私も成田で荷物が出て来ない。
日航の職員さんは『成田に来てる事は間違いないんですが
到着してからどこかに行ってしまって…」と不思議がっていたですなぁ。

それとラップランドのキティラ
2月の初め、外気温マイナス25度、荷物が出て来ない
これは飛行場にろう城かと覚悟しましたね。
だってトレーナー一枚で外に出たら即、死にますもん。

この時はレンタカー借りてホテルに直行
何とか凍死はしないで済みました
ロストバッゲージ、思出作りますねぇ。
| さんさん | 2011/10/11 4:38 PM |
ロストバッゲージが、人間と同日に届いた
なんて話は世界中どこを探してもそうは無い
でしょう。
と言うことで、終わり良ければすべて良し
と考える事にしましょうや。

ギリシャの問題は前政権の詐欺行為の尻拭い
をさせられている、政権と国民の辛さが判る
だけに、責任者は出て来いと怒鳴りたくも
なるでしょうね。
| 1qtaka | 2011/10/11 4:57 PM |
荷物が届いてよかったですね。
夏の一時帰国の際、成田で10分以上待たされて、いつもの航空会社に「荷物優先扱いするって公告出しているよね?」と、文句を言いましたら、「優先」のタグの付いた荷物を探してきてくれましたが...
ギリシャでは、先週のゼネストの後、空港と航空管制官を含めた公務員の山猫ストで混乱しているようです。出張していた同僚が、フライトが3時間遅れたと文句を言っていました。
イギリスの新聞に、ギリシャでの在郷軍人病(細菌性肺炎)の流行が話題になっています。ホテルの空調冷却水が問題のようです。お気をつけて。
| 現役lecturer | 2011/10/11 8:49 PM |
こんにちは、さんさんさん。
ええ、エネルギーは気力のみならず、脂肪としても蓄積された感がありますが、満タンには違いありません(笑)。
そうなんですよ、飛んでないのにロストバゲージ。もう、笑っちゃいました。大したものが入ってなかったので、どちらかと言うと家まで届けてくれて良かったです。
マイナス25度で荷物が行方不明になったら、生死に関わりますよね。無事で良かったです。

こんにちは、1qtakaさん。
そうですね!気づきませんでした。確かに人間とロストバゲージが同日に届いてますね。これで自慢の種がひとつ増えました(笑)。
財政危機になると、何もかもがカットされて、増税になりますから、たまらないですよね。ラトビアもそうでしたが、こればっかりは特効薬がないですからねえ。ギリシャがんばって、としか言いようがないです。

こんにちは、現役lecturerさん。
いいですねえ、優先扱い。私もGカードを手にしたのですが、今年は日本行きも取りやめで、使う予定がありません。まったくもう、です。
細菌性肺炎の話、BBCで読みました。Corfu帰りと関連があるとか。旅行が終わっても気が抜けませんね。
| 管理人 | 2011/10/11 10:05 PM |
お帰りなさい&お疲れさま
 ストにぶつかると、あたふたしてしまいますよね。以前コメントしましたけど、イタリアとギリシャで2度ストに出くわしました(3週間の旅行中でしたが)。それも7〜8月に普通しますかね。カタコロン島の小さな駅にはちゃんと英語でスト予告が貼ってあったし駅員もちゃんと説明してくれたのに、ミラノの中央駅には何も張り紙さえなくて本当に往生しました。
 でも、無事に帰宅されてよかったです。風邪に方はすっかり治りましたか。ストレスで風邪がぶりかえさないと良いですね。
| きょうこ | 2011/10/12 10:24 AM |
こんにちは、きょうこさん。
イタリアとかギリシャとかへ行くときは、やっぱり覚悟していかないとだめなんでしょうかね。島は大丈夫かと、油断してました。
でも、おっしゃるとおり、無事に帰宅できてヨシ、ですよね。帰ってきたら、すっかり晩秋で、紅葉が見頃な感じです。あっという間に冬が来そうです。今年の冬は温かいといいのですが。
| 管理人 | 2011/10/12 9:04 PM |
こんにちは、管理人殿。
テレビでギリシャのニュースをみるたび、管理人ご夫婦のことを思いだしていました。何かと話題の国ですが、今回のご旅行も楽しく過ごされたようでよかったです。荷物も無事に届いてよかったですね~。
| kazumi | 2011/10/14 7:58 AM |
こんにちは、Kazumi殿。
いいところなんですけどね、ギリシャ。ああ、クレタ島の日々が遠い昔のように思えます。もう、こちらは気温一桁台が普通な感じになってしまいました。寒いです。。。
| 管理人 | 2011/10/14 8:52 PM |
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