ラトビア移住12年目。
 
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Krajbanka閉鎖
先週、リトアニアのSnoras銀行が国有化された。

丁度、サンクトペテルブルグへ出張中だった旦那とSkypeで、

「SnorasはラトビアのKrajbanka(日本風に訳すと貯蓄銀行)に大分出資してるけど、ま、ウチはKrajbankaに貯金ないから大丈夫」

などと話していたのだった。

そして、今週に入って、Krajbankaが閉鎖となった。

理由は、「どうやら先週、一億ラットぐらいの資金が無くなったらしい」ということである。

LETAによると、先週、Krajbankaから約一億ラットの資金が不正に他行へ送金され、銀行幹部が関わっている犯罪らしい、ということのようである。それらの資金は、リトアニアのSnorasの元経営者の一人であるロシアの実業家のプロジェクトの穴埋めに使用されたようである。Snoras銀行も同様に、というか、もっと深刻で、3億ユーロほどの損失が見つかっている。

というわけで、すべての銀行業務の停止である。
インターネットバンキングも、ATMからの出金も、そして、Krajbankaが引き落とし口座になっているバンクカードもデビットカードもクレジットカードも、全て使えなくなったわけである。

さて、こういう場合、預金はどうなってしまうのかというと、一応、預金保険機構があるので、10万ユーロ(大体1千万円ぐらい)までの個人預金は保護されることになっているのである。が、しかし、何しろ銀行業務が停止しているので、給料振込みや年金振込みがKrajbankaになっていたりすると、いきなり日々の生活が苦しくなってしまう市民もいるのである。

もちろん、10万ユーロ以上預金していたお金持ちの人たちは真っ青である。

一応、今日はATMで一人50ラット(7500円ぐらい)までは引き出せるようになった、ということで、KrajbankaのATMの前には長い列ができていた。


【2011.11.23 Wednesday 11:55】 author : 管理人
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この記事に関するコメント
『打撃は弱い所に強く現れる』とか申しますが
単なる新聞記事で読むギリシャがどうたらイタリアがああたら
と違ってユーロの危機が目に見える形でレポートされている、と感じました。

$Aは相変わらず元気、来年から石炭や鉄鉱石の探砿会社にはあらたになんと利益の%30もの資源利得税なるものが課せられる法律が機能国会で認証されたそうですが明言されていないもののこれはもう一つの元気者中国がオーストラリアの鉱山を買い取って
しまうことを防ぐ目的も有るのではないかと。

気がつかぬ間に長い間皆が『まぁ仕方ないか…』と従って来た世界の枠組み仕組みをやれ無理に変えようとするせめぎ合いが始まってそのきしみは先ず世の中の弱い所でひび割れを起こし始めているようです。

アラブ諸国も軒並み国がめためた、この分だとアフリカの人達はまたひどい目にあうことでしょう。
| さんさん | 2011/11/24 2:45 AM |
日本が金融不安だった頃、噂が噂を呼び、普段は人影が
少ない某信託銀行に人があふれ、解約をする人が行列して
いました。勿論結果的にはあせって解約する必要など
なかったのです。
其の頃のEUは勢いがあって、ユーロも勢いがあり
日本だけ取り残されたような不安な状態でした。
ようやく日本も立ち直りつつあったかと思ったら、
次々起こる世界的は危機や自国の未曾有の災害、不安は
気持ちが払拭されないこの頃です。でも国民は
おとなしくい。耐えているのか、意識が低いのか・・・
モヤモヤ感、閉塞感から脱出して、すっきりした
気分で過ごしたいです。
| murako | 2011/11/25 8:37 AM |
こんにちは、さんさんさん。
この銀行騒ぎは、どちらかと言うとこの銀行単独の体質に依るものなのですが、規模は色々あれど、こういう体質の銀行が沢山あるんじゃないか、というのころが怖いところです。この銀行オーナーのロシアの実業家、不動産プロジェクトやら某Saasの買収やらで資金が必要だったとか。もう既に逮捕されたようです。
おっしゃるとおり、いつも弱いところからダメージを受けていきますよね。怖い世の中です。

こんにちは、murakoさん。
ラトビアでは銀行の取り付け騒ぎはあまり珍しくなく、人々はあまり銀行を信用していないようです。現金が一番、という感じです。
私も日本にいた時は、銀行が危ないとか考えたこともなかったですが、今は「タマゴはひとつのバスケットに入れない」をキモに命じています。
それにしても、本当にこのごろは先の見えない、もやもやした感じですね。イタリアやギリシャはとうとう政治家抜きの政府になりましたね。危機的な状況の時は、政治家じゃダメってことなのかと、ニュースを読みながら笑ってしまいました。
| 管理人 | 2011/11/25 6:10 PM |
銀行を信用しない
 という考え方を持っている人達って、世界中でも結構いるのではないでしょうか。日本でもタンス貯金(今はそう呼ばないのでしょうね)をしているお年寄りも居る様ですし。ロシアあたりから来た移民のユダヤ人達は宝石(石のまま)を家に隠していたそうです。実際それらを身体に隠して、国を出たという人も結構います。アジアの国では金で持っているそうですね。女性なら金をネックレス、指輪、腕輪などの形でもっていたそうです。
 ところで最近NYCの不動産はロシア人に買い占められています。
| きょうこ | 2011/11/26 8:10 AM |
こんにちは、きょうこさん。
いざという時はやっぱり現金か金だなあと思うこのごろです。預金ではユーロも危なそうな感じですし、ドルは金利が低いしで、どこへ持って行ったらいいのかよくわからないです。
ロシアは格差が激しすぎですよね。
| 管理人 | 2011/11/27 5:51 AM |
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