ラトビア移住12年目。
 
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病理結果
普通は病理結果が出るまでに2−3週間かかるのだが、病理部門もお友達なので、超特急で解析してもらった。

ステージ I
Mitotic Index: low
異形成度:中程度
大きさ:1.1cm、しかし、腫瘍の中心部分はアデノーマで、がん細胞ではなく、アデノーマの外側を覆うようにがん細胞があった、ということで、実際はもっと小さい。
断端、皮膚、ともに陰性。

T1N0M0

ER: 93%
PR: 87% 
Ki-67: 8%
HER2 + (陰性)
ということなので、Luminal A

Core biopsyで採った時のサンプルとほぼ同じ結果。
病理の説明によると、ホルモン感受性はほぼ100%と同義。
HER2に関しては、Core biopsyのサンプルは往々にして組織がぎゅっと詰まっている事が多く、HER2の染まり具合が密に見える傾向があるのだそうで、術後の病理でHER2はダウングレードする場合が多い、ということであった。

病理が出たので、治療方針を決めるのだが、まずはどのような治療が最適か、というような事を会議で決めるのだそうな。この、治療方針会議は主治医を含む外科チームとケモセラピストチーム、放射線医師 そして、遺伝性がありそうな場合(BRCA変異等)はgeneticistを交えて決めて行く。

治療開始は術後1ヶ月弱ぐらいから、ということである。
 
【2012.01.18 Wednesday 12:54】 author : 管理人
| 乳がん | comments(17) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
細胞がどうたらこうたら
組織の変性度はああたらこうたら

肉体の異常に対しての支えの手は
今の地上で望みうる最上のものを管理人さんは与えられているとおもう。
それ以上の治療を受けられる人はこの地上にもそれほど数たくさんいないのではなかろうか。

しかし
人間は身体だけで生きているわけではない。
他の動物は余り持っていないこころというものの為に
しても仕方がない怖れや不安に悩まされる。
そしてそのこころの状態が又肉体の上に照り返しを及ぼす。

数日前の記事に書かれていた『理由』を探すという心の動きも
その不安からであろうと思う。

しかも人間のこの部分の不安,不快に対して医学は何の配慮もしてくれないし事実上全く無能と言っても良い。
さりとて人間が『おまかせ』で生きる事を辞めて自分の、と言う概念を価値の中心に据えて以来もう昔の様に神父のお説教を聞いてこころはほとびることも無くなってしまった。

いっそのこと管理人さんの義母上の様になみだも枯れ果てる様な哀しみの上に更なる苦しみが到来する様な経験をなされば
『自我なんてなんぼのものよ,結局は神の御手のままに…」と
科学とは別の開き直りにも似た『信仰心』が出来無条件で『おまかせ』できるのかもしれないが
中途半端に科学を学んだ我々,ほどほどに苦しみはあってもとことんの悲痛を味わっていない我々は信仰という面ではどこか中途半端。

結局自分一人で何とか折り合いを付けるしかない,という所に追い込まれる。

とどのつまりの納得は自分で付けるしか無いのだけれどそこにいたる道筋で意外にキキメが有るのは友人知人からの言葉。
いや言の葉など所詮口先だけ,と言ってしまえばそれまでだけれどこれが意外や意外。
親しい友人はもとよりあったことも無いそれこそ知人と言って良いのかどうか,と言う程のか細い糸で繋がったヒトから届く
サポートのひと言、これが意外な程に効くのであります。

どうか皆さん,『私なんか…』などと腰を引かずにここは一ツ盛大に、そして一時でなく長く長くサポートの言葉を管理人さんに贈り続けましょうよ。

なんて書くと
『ちょっとぉ,あたし別に重体ってわけじゃ無いのよッ」って
逆ねじを食らうかもしれないけれど、まぁまぁ
重体じゃなくたってこころの不安は充分に外からちょっとづつ支えてあげる必要はありますよ、ねぇ。
| さんさん | 2012/01/19 10:14 AM |
こんにちは、さんさんさん。
どうもありがとうございます。いえいえ、本当に大丈夫なんですよ。ちゃくちゃくと回復してきていますし、何よりも落ち込んでいたりしません。っていうか、あれです、皆さんに沢山お見舞いのコメントをいただいて、そのお気持ちをとてもありがたく嬉しく、そして何よりも既に元気づけられています。

乳がんに関するエントリーは、ちょっと読んでいて「大丈夫なのか?」と不安になるかもしれませんが、これは乳がん患者同士の符号みたいなもので、かつ患者同士には必要な情報なので、軽く読み飛ばして下さい。乳がんは本当に刻一刻と診断や治療が進化している分やなので、患者が自ら沢山勉強しないと行けない状態です。そんな感じなので、こんな例もある、という情報を発信して行く必要があると思っています。乳がんの部分だけ別のブログにしようかとも思ったのですが、まあ、ラトビアの医療事情の一部なので、そのままにしておくことにしました。

理由、というエントリーは暗い印象になってしまいましたが、実は、あれは常々思っていた事で、どちらかというと提案に近いものなので、私のココロの不安ではありません。ご安心ください。

沢山ご心配をおかけして、すみません。ちょっと反省です。
| 管理人 | 2012/01/19 1:26 PM |
読んだのですが、ER.とかPR.などの
意味がわからず、戸惑いました。でも小さくて
中身が良性腫瘍でがん組織はそのうえにある
皮の部分だけだとか、良かったですね。
ER.やPR.どこかで見たような気がして
前の記事を診て見ましたら、詳しく検査の結果を
説明されているページを見つけました。
矢張り意味はわかりませんが、検査の数値と
実際の数値がちょっとづつ違うのですね。

毎年の自治体の検査結果も、同じようにぶれるの
でしょうね。
そういう意味で勉強になりました。
| 1 | 2012/01/19 6:12 PM |
癌といっても様々な顔を持っているものなんですね。
よく内視鏡検査でポリーブはガン化を防ぐ為に見つかり
次第採ってしまう、というのは管理人さんのような
中心は癌ではなくても周囲が癌細胞に変化することが
あるからなのですね。
人間の体が何年も何十年も正確に動き続けるというのは
やはり無理なことなのかもしれません。
| murako | 2012/01/19 6:59 PM |
こんにちは、1qtakaさん。
すみません、これは細胞のタイプなんですが、抗体を使った免疫染色で、ER(エストロジェン受容体)、PR(プロゲステロン受容体)、Ki-67(増殖因子)、HER2(増殖・分化に関わる受容体型チロシンキナーゼ)がどのぐらい発現しているかを見ます。ERとPRはホルモン受容体で、これが発現していると女性ホルモンに依存して増殖する、という性質をもちます。Ki-67は増殖因子そのものなので、これが沢山発現していると、どんどん増える、という細胞の性質になります。HER2も染まる程見える、という状態では増殖や分化の調節がおかしくなっていて、暴走している状態なので、あまりよくありません。
女性ホルモン依存性の場合、女性ホルモンを枯渇させると増殖できなくなります。なので、女性ホルモンを押さえる薬を服用する事になります。HER2は、モノクローナル抗体を使ってこれを狙い撃ちする事ができるので、沢山発現していると細胞としては悪性度が高いのですが、その代わりこれにだけ効く薬が使えます。

こんにちは、murakoさん。
そうなんですよ、色々なタイプがあります。普通、乳腺のフィブロアデノーマ(繊維腺腫)は癌化しないんですけどね。そう考えると、たまたまそこにあったアデノーマに沿って増えて行った、というようなものなのかもしれません。ちょっとこの辺りはよくわかりません。大腸とかはポリープはすぐ取っちゃいますよね。
普通の細胞の中では、いつも何かしら遺伝子の間違いが起こるのですが、ちゃんと修復されます。ただ、それが長い年月をかけて間違いが溜まっていってしまうと癌になることがあります。60歳では、体の全ての細胞に少なくとも1個ずつ間違いがある、というような計算です。
| 管理人 | 2012/01/19 8:32 PM |
こんばんは。
一年前ならまったく意味不明な文章でしたが、今はよくわかりますわ。
ま、美紀ちゃんの乳がんのプロフィールですね、とってもわかりやすいわ。
正直、ライトなタイプで良かった良かった!!
しかも、もう取っちゃったんだから。
後は、君もホルモン療法とダイエットだね、たぶん・・・・
仲間が出来て嬉しーーい!!
| ユメ | 2012/01/19 11:24 PM |
ご丁寧な解説、ありがとうございました。

ラトビアも冬のさなか、早く暖かくなって
ウォーキング通勤ができるといいですね。
| 1qtaka | 2012/01/20 9:28 AM |
こんにちは、ユメちゃん。
細胞のタイプはユメちゃんと同じだね。そうそう、私の場合は放射線が入るけど、基本的にホルモン療法です。ダイエットはまあ、ワタクシ、永遠のダイエッターなので、今まで通りですわ。一緒にがんばりませう。

こんにちは、1qtakaさん。
いえいえ、どういたしまして。
今日、雪道を歩いてみましたが、滑りますね。滑らないように別の筋肉を使っているような感じでした。
| 管理人 | 2012/01/20 3:56 PM |
さすが管理人さん! 詳しい検査結果ですね。私の場合はエストロゲン陽性でした。がん専門医が薬の効き目は服用しない場合が2%の再発の可能性に対して服用すれば1%になるということで、もともと再発の可能性は低いし、まあ服用するかどうかはあなたが決めてください、なんて決心の揺らぐようなことを言われました。

結局、薬の服用はしないことにしました。(ま、再発を防ぐため健康な方も切除したんですが)。この決断が本当に賢いものだったのかは分かりませんが、でも満足してます。管理人さんも本当に自分で納得できる治療ができますように。
| Udens | 2012/01/21 4:09 PM |
最近FBばっかりで、ブログにお邪魔してなかったので、今年の初めからの展開をたった今、まとめて読ませていただきました。もう手術しちゃったのね…知らなくてお恥ずかしい限りです。
でも、めっちゃわかりやすい!こんなに冷静に分析できると、不要なupsetを避け、賢く備えることができるんだね。いや、さすが〇〇部の部長だわ!
| うにょ | 2012/01/21 11:40 PM |
今年初めからの展開、たった今まとめて読ませていただきました。知らなかったよ〜〜管理人さまの一大事。最近FBばっかで…お恥ずかしい限りです…

しかし、手術も無事に終わられたとのこと、ほっとしました。何よりも、管理人さまのobjectivity、涙出た。
不要なupsetを避け、賢く備えることができる貴女に周りのみんなが救われる思いでしょう。科学者ってホントすごい。
| うにょ | 2012/01/21 11:57 PM |
こんにちは、Udensさん。
治療の選択は悩みどころですね。私は多分オーソドックスに行くんじゃないかと思っています。既に放射線治療の医師とのインタビューが設定されているので、まずはそれからですね。早く発見できてラッキーだったので、そのラッキーさを活かしきれるような治療を選びたいと思っています。

こんにちは、うにょちゃん。
いえいえ、そんな、FBでは言いそびれたっていうか、チャンスを逸してしまってました。手術も筋肉とか切ってないので全然大丈夫です。いやはや、ご心配おかけしてしまって、すみません。もう、アイロンがけ出来るぐらいに回復してるんですが、これは旦那には内緒、ということで(笑)。
| 管理人 | 2012/01/22 12:51 AM |
昨夜、ものすごく動揺してしまい、最初のコメントが反映されていないと勝手に判断し、2回目を入力しちゃった。お恥ずかしい…すみません。引き続きお大事になさってください。
| うにょ | 2012/01/22 9:14 AM |
こんにちは、うにょちゃん。
いえいえ、そんな、コメントとても嬉しいです。懲りずにまたコメントください。
| 管理人 | 2012/01/22 7:32 PM |
こんにちは

年末から先週末までパソコンと無縁のところにいたので、このような事態になっていたとは全く知る由もなく・・・・
ショックでした。心からお見舞い申し上げます。
さきほど一気に全部読ませていただきましたが、手術も無事に終わり結果も良性とのこと、よかったですね。

病理に対する管理人さまの冷静かつ客観的な分析には頭が下がります。さすが scientist ですね。

管理人さまのポジティブ思考と明るさがあればこれからの治療にもプラスに作用すること間違いないと思います。

余裕ができたらオペラもどんどん楽しんでくださいね。

どうぞお大事になさってください。!
| まのん | 2012/01/23 8:29 PM |
このごろ、仕事をやめたので、コンピューターに向かうことがすくなくなって、どうしているかなあと思っていました。医学的な詳しいことは、わかりませんが、これからもがんばってください。
| 柴犬 | 2012/01/24 1:00 PM |
こんにちは、まのんさん。
どうもありがとうございます。とても早期だったので、手術も軽くて済みました。ブログにはまだ書いてなかったんですが、実はもう、オペラには行ってきました(笑)。メトロポリタン・オペラのHDライブで、エンチャンテッド・アイランドを見てきました。ドミンゴ様が出ておられましたです。舞台も良かったですよ。今週末は地元のオペラの予定も入っています。楽しみです。

こんにちは、柴犬さん。
どうもありがとうございます。気にかけていただいたと知っただけで元気が湧いてきます。がんばりまっす。そちらは夏真っ盛りでしょうか。
| 管理人 | 2012/01/24 6:26 PM |
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