ラトビア移住12年目。
 
Google
 
<< 部屋が寒い時は | main | 寒さ増す >>
Mazeppa@ラトビア国立オペラ
昨日はラトビア国立オペラで、Mazeppaの初日を観てきた。

チャイコフスキー作曲のオペラである。

さて、Mazeppaというのはウクライナのロシアからの独立に寄与した軍人で、もちろん、ウクライナでは英雄で、お札にも登場する人物である。
が、しかし、ロシア側から見ると、マゼッパは裏切り者である。
このオペラはロシア側視点からなので、どう見てもマゼッパは良い人ではない。

オペラのあらすじとしては、こんな感じである。
マゼッパとマリアは相思相愛である。問題はマゼッパとマリアの年の差がかなりあって、殆どおじいちゃんと孫ぐらいの差がある、ということである。マリアの父親はお金持ちの地主で、真ゼッパとは昔から親しいのだが、さすがに娘をマゼッパと結婚させるのはできない、と反対する。だが、マリアは結局マゼッパに付いていってしまい、父親も母親も激怒する。それならマゼッパに仕返してマリアを取り戻そうと、ロシア皇帝に密告者を送る。
しかし、これがばれてマリアの父親はマゼッパによって死刑を宣告される。マリアの母親は、「お父さんを助けられるのはあなたしかいないわ」とマリアに助けを求めるが、刑は執行されてしまう。その後、ロシア軍との戦いに敗れたマゼッパは、マリアの荒れ果てた昔の家へ逃げてくると、そこでマリアの幼なじみに遭遇し、ピストルで撃ってしまう。そこへ父親の死で気の触れてしまったマリアがやって来るのだが、マゼッパはマリアを置き去りにして逃げてしまう。瀕死のマリアの幼なじみが、マリアを呼びながら息絶え、マリアもその場で息絶える。

もー、ものすごく暗くて陰鬱なオペラであった。

マゼッパという人自体は実際の歴史上の人物なのだが、このオペラのストーリーは実際の歴史の上に架空のラブストーリーで味付けしたものである。おそらく、ウクライナ人が作ればもっと違ったものになったであろう。

さて、この舞台はクロアチアのオペラの演出をそのまま持ってきたものである。
YouTubeにクロアチアオペラのマゼッパ映像があったので、ご覧頂きたい。

さあ、皆さんも、この暗くて重くて陰鬱な雰囲気をご一緒にどうぞ。
【2012.01.29 Sunday 15:21】 author : 管理人
| オペラ、コンサート | comments(4) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
どうしてオペラの筋書きはドロドロした
ありえない世界になってしまうのでしょうか。
いえオペラだから、そんな世界でも描けるの
かもしれませんね。

管理人さんには今はアイロンかけよりオペラの
方が合っています。でももう少し明るい筋書きの
方がすっきりしそうです。
| murako | 2012/02/01 8:05 AM |
こんにちは、murakoさん。
もう、座席から立ち上がれないぐらいの重々しさでした(笑)。救いが無いと言うか、なんというか、筋書きに加えて音楽も暗いんです。おっしゃるように、わざわざ観に行くならもう少し明るい筋書きの方がいいですね。
| 管理人 | 2012/02/01 5:26 PM |

Mazeppaといえばリストの超絶技巧ピアノ曲がよく知られていますね。オペラのほうは上演頻度が少ないのか、実はまだ観たことがありません。暗すぎるので人気がないのでしょうか(笑)
チャイコフスキーオペラのなかでは EUGENE ONEGIN が好きです。決して明るいオペラではありませんがバレエ音楽やポロネーズなど全編に流れる叙情的な音楽がいいですね〜   
メトの2012〜13シーズンでネトレプコのタチアナ、M.クイヴチェンのE.オネーギンが予定されてますよ。今年末あたりでしょうか、楽しみですね^^

来週は Enchanted Iland を観る予定です。こちらはファンタジックで楽しいオペラのようですよ。


| まのん | 2012/02/02 10:51 PM |
こんにちは、まのんさん。
あらまあ、METの来シーズンの予定がもうでてるんですね。チェックしなくては!情報をどうもありがとうございます。
ええ、Mazeppa、暗すぎです。
エンチャンテッド・アイランドはよかったですよ。記事にするのを忘れてましたが、とても良かったです。楽しんできてくださいね。
| 管理人 | 2012/02/03 4:55 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.latvian-style.main.jp/trackback/1866
トラックバック


記事の内容には特定個人の情報及び特定個人の情報に結びつくような表現が含まれないように気をつけておりますが、万が一個人を特定するような表現が見られ、不都合であると思われた場合には記事を削除または訂正しますので、下記リンクからのメールフォームにてお知らせいただきますようお願いいたします。また、コメント欄にはメールアドレス等はご記入いただかなくて結構です。

» 管理人へのメールはこちらからどうぞ。

本サイト内のコンテンツは出典を明記すれば自由に使用できます。
Creative Commons License