ラトビア移住12年目。
 
Google
 
<< 手まり寿司 | main | 放射線治療開始 >>
国のコトバ
この週末は国民投票であった。

何のための投票かというと、ロシア語をラトビアの国の言語として認めるかどうか、という投票なのである。

ラトビアの言語は、もちろんラトビア語である。
だが、ラトビアにはロシア語をメインに話す人達も多く住んでいるのである。
事の発端は去年、ロシア語を国の言語として認めてほしい、という署名運動があり、有権者の10%を越える署名が集まったのである。
これがきっかけになって、今回の国民投票に至った訳なのだが、もともとどう考えても勝ち目のない国民投票で、本気でロシア語を国の言語として認めさせる気はないのだろうなあ、と言う感じであった。

が、しかし、議論は盛り上がり、テレビや新聞はこの国民投票の話題でにぎわい続けたのである。

国民投票では、有権者の半数以上の同意が必要なのである。
それ故に、投票に行かなければ、効果としてはNOというのと同じ事になるわけで、最初のうちは大統領が投票に行かない、と言い出してみたり、白票を投じようというキャンペーンを始める有名人が出てきたり、と、混乱気味であった。が、投票日が近づくに従って、投票に行って、NOという意思表示をしよう、という雰囲気が強くなってきたようであった。

そして、その結果、全体の有権者数の3分の2以上が投票に行き、74.3%がNOに投票し、完全に否決されたのであった。

投票の日、管理人夫婦は冬恒例の古城での週末を過ごしていたので、旦那は古城近くの投票所で投票したのだった。

【2012.02.19 Sunday 20:41】 author : 管理人
| ラトビア語 | comments(7) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
ラトビアで今ロシア語を話せる世代は少なくなって
きていると察しますが、それでもロシア語を
メインにしようとするのは、大国の思惑があるのか
と勘ぐってみたりしました。

投票はどこの投票場でも出来るのは便利でいいですね。

このブログの読む前に娘からのメールが入っていて
土曜日に日本のラトビア大使館に投票に行くのに
ついていったとありました。
偶然彼女の弟の住まいの側であることがわかり、
たまたま弟からメールが入り、成り行きで
弟は彼女のマンションを訪ねがてらソファーを譲って
もらう交渉をし一晩泊めてもらうことになったとか。
偶然ってあるのだとびっくりしました。
| murako | 2012/02/20 8:36 AM |
そういうお話の上での国民投票だったのですか。
ソリャァ虫が良過ぎるよ、あきれてモノが言えん、と言うのが外国人のわたくしの感想であります。

そりゃ個々人の事情はいろいろあるにせよ要するにソビエト時代のロシアの政策の一環。 ラトビア国民を『アリャァ結構頭良い奴らだからなぁ』ってんでどこか辺境の開発にごっそり連れ出しそのかわりロシア語を話すロシア人をこれまたごっそり移民させて、衛星国は文句が言えないのをいいことに『ロシア化』を図った。

ソビエトの崩壊、ラトビアの独立が成立してもまだ国力的に『出てけぇ』とは言えないのをいいことにそのままにいらっしゃる人達、とマァワタシ等外国人はぶっちゃけた話そう思うのでございますよ。

アメリカでもスペイン語を公用語にしてくれ、事実カルフォルニア辺りでは道路標識も一部スペイン語ですが、と言う請願があったりしているそうですがやはりここはおとなしくしているべき所、じゃ無いですか、ねぇ。

本当にロシアという人間のカタマリとのつきあい方、murakoさんでは無いけれどかんがえこんでしまいますね。 と言ったって誰もオマエなんかに考えてくれなんて頼みはセン、てな声が聞こえて来そうですが。
| さんさん | 2012/02/20 10:53 AM |
冬恒例の古城での週末を過ごす、、まぁ何て素敵なのでしょう!

さて私も気になっていた今回のそちらの国民投票結果、完全に否決とでましたね。
せっかく1991年にソ連から独立を回復させんですもの、ここは譲れないところですね。

【ラトビアへ嫁に行くか】このブログをリンクさせていただいても宜しいでしょうか。宜しくお願いします。
| | 2012/02/20 9:52 PM |
こんにちは、murakoさん。
複雑な問題ですよね。歴史がいつまでも問題を引きずっているような感じです。投票がどこでも出来るのはいいことですよね。パスポートがあれば投票できるので、日本もそういう感じにしてほしいなあと思います。

こんにちは、さんさんさん。
占領者の言葉を廃止したのに、また復活させましょう、というあたりがなかなか理解できないところではありますよね。ただ単に対立を煽っているだけのように見えます。これは私が日本人だから理解出来ないのかもしれません。
例えば、日本人なら、外国人と話したりした時に、「ああ、もっと私の英語が上手ければ」とか「フランス語が話せたら」とか思いますよね。でもロシアの人はあまりそういうふうには思わないみたいで、「ああ、あなたがロシア語を話せたらいいのに」とか「ロシア語を勉強してみたら?」と言われることがよくあります。

こんにちは、華文字さん。
譲れないですよねえ。
ラトビアには泊まれる古城が沢山あるんですよ。このお城は暖炉付きの部屋があって、冬の週末にはうってつけだったりします。
リンク、どうぞどうぞ。
| 管理人 | 2012/02/20 11:52 PM |
この選挙、どうなるか心配でした。せっかくラトビアがソ連から独立できたのに、また逆戻りになるのかと。ラトビアの友達は「ロシア語がラトビアの言語として認められるわけない」と、とっても楽観的でした。あまり歴史に詳しくない私は、いろんなことを言える立場ではないですが、実際ソ連下にいてロシア語を強制された人たちにとっては、「そんなことは許さん!」てな感じだったんでしょうか。
ある高齢のラトビア人の人と話をしたとき、「ドイツがきたときはBadだったけど、ソ連がきたときは本当にBad!だった」といってました。歴史を生き抜いた生き証人ですねえ。

それにしても、古城での週末ですか。うらやましいです! 雪景色もまた格別ですね!
| Udens | 2012/02/21 3:53 PM |
お疲れ様です

日本もかつてGHQが日本語を廃止して、英語を公用語としようとした時期があったみたいですよ 実際に抜き打ちテストをして判断したみたいですね 日本語教育がしっかりしていたので回避されたみたいですが 

古城ですか いいですね 我が家の近くにも石垣だけが残った古城がありますが・・・そういう古城でかくれんぼしてみたいですね
| miss口 | 2012/02/21 10:28 PM |
こんにちは、Udensさん。
うちの旦那も楽観的でしたが、ママは戦々恐々としていたようです。ママの年代だと、それこそドイツがやって来て、そのあとソ連がやって来て、という状態なので、悪夢が蘇るという感じだったのだと思います。
古城を改装してホテルになっているのが、結構沢山ラトビア郊外にあるんですよ。

こんにちは、miss口さん。
日本語廃止なんて、恐ろしい話ですね。
石垣だけ残った古い建物は、なかなか雰囲気がありますよね。かくれんぼには持って来いな感じですね。
| 管理人 | 2012/02/21 10:57 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.latvian-style.main.jp/trackback/1872
トラックバック


記事の内容には特定個人の情報及び特定個人の情報に結びつくような表現が含まれないように気をつけておりますが、万が一個人を特定するような表現が見られ、不都合であると思われた場合には記事を削除または訂正しますので、下記リンクからのメールフォームにてお知らせいただきますようお願いいたします。また、コメント欄にはメールアドレス等はご記入いただかなくて結構です。

» 管理人へのメールはこちらからどうぞ。

本サイト内のコンテンツは出典を明記すれば自由に使用できます。
Creative Commons License