ラトビア移住12年目。
 
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半分終了
先週で放射線治療の半分が終了した。

待合室での過ごし方も、すっかり堂に入ってきた管理人である。
いつもの時間に行くと、いつもの顔が待っている。
待ち時間は1時間から2時間と、決して短くはないが、愛読書の「ローマ人の物語」も緊急に日本から取り寄せたし、それなりに楽しく過ごしていたのであった。

が、しかし、先週の金曜日、管理人は看護婦さんから治療時間の変更を言い渡されたのであった。
これは管理人だけではなく、どうやら患者全員の治療時間が再編成されたようであった。
「何時になったの?ああ、午前中ね。あたしたちは午後3時からになったのよ」

どういう基準なのかは定かではないが、ご高齢のご婦人たちは揃って午後3時からだということであった。

管理人は午前中9時半から12時までの間になった。
その時間帯ならいつでもいいらしい。

そして月曜の朝、9時半ちょっと前に待合室についた管理人は、いつものように待合室に入るなり、

「こんにちは!最後の方はどなたですか?」

と、待合室の呪文を唱えたのであった。

が、しかし、待合室の雰囲気は、これまでと全く違うものであった。

待っていたのは子供達であった。

付き添いの女性が微笑みながら言った。
「私たちはもうすぐ終わりよ」

9時半までは子供の治療時間だったのである。

管理人はショックであった。

中には1歳ぐらいの赤ちゃんもいる。
子供たちは、放射線治療を受けに、毎朝やって来る。
放射線治療は痛くもかゆくもないとはいえ、小さな子供が照射中に動かずじっとしていなければならないのは、大変なのではないかと思う。

放射線治療は毎日なのである。
小さな子供をつれて毎日治療に通うだけでも大変だ。誰もが車を持っているわけでもない。
いや、大体移動中に何かに感染したりしたら大変じゃないか。
っていうか、なぜ入院じゃない?

そんなことを考えていて、ハタと気づいた。
そうだ、あの救急車でやって来ているんだ。
よく見れば、待合室に救急箱を持った見慣れないスタッフも一緒に待っているではないか。

いつも、放射線治療を受けている建物の前には、決まって朝救急車が停まっているのであった。そう、子供たちは付き添いのお母さんと一緒に、救急隊にエスコートされて治療にやってくるのであった。近くに小児病院があるので、そこからくるのであろう。

ああ、よかった。救急隊と一緒なら安心だ。
と、ホッとしたのであった。

さて、その後も、どうやら、午前中の時間に割り当てられた人は少なかったようで、管理人の待ち時間は大幅に短縮されたのであった。
そんな矢先、管理人の元に日本から注文した本が9冊届いたのであった。


【2012.03.15 Thursday 14:49】 author : 管理人
| 乳がん | comments(4) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
ってことは、管理人様は「ご老人」じゃなくって、「子供たち」のほうにグルーピングされたのね?アジア人って見た目若いから?
| うにょ | 2012/03/15 11:53 PM |
こんにちは、うにょちゃん。
そうそう(笑)! いや、正直どういう分け方なんだか分からないけど、どうも、比較的若い人は午前中になったみたい。
| 管理人 | 2012/03/16 3:26 AM |
待ち時間が減って読書の時間が減ってしまったことは
ちょっと残念かもしれません。日本から届いた本が
”つんどく”にならないように祈っています。

それにしても、小さなお子たちが、放射線治療を
受けに毎朝こなければならないとは・・・・
小さいうちから病と向き合ってくのは、親子ともに
大変なことです。元気になって欲しいです。
| murako | 2012/03/16 7:15 PM |
こんにちは、murakoさん。
積んどく、になりそうでコワイです(笑)。そうならないように何とか時間を見つけて読みたいと思います。ちょっと早まったなあ、と思ったりもしてます。
小さな子供の癌は、親御さんも相当つらいと思います。とにかく早く良くなってほしいと切に思いました。
| 管理人 | 2012/03/16 11:05 PM |
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