ラトビア移住12年目。
 
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命日
今日は母の誕生日で命日である。
早いもので、もう8年も経った。

亡くなる前夜、病室で、意識のない母に歌を歌った。
母が昔よくカラオケで歌っていた歌だ。

母は聞こえていたのだろうか?

夜が明けて、病室の窓を開けると、キンモクセイの香りが入ってきた。
病室の淀んだ空気を一掃するかのように。

母はキンモクセイの香りを嗅いだだろうか?


毎年、同じことを考える。
永遠にわからない問いを繰り返す。


 
【2013.10.15 Tuesday 21:34】 author : 管理人
| 雑感 | comments(8) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
お母様に
娘の歌声は聞こえていたし、
キンモクセイの香りを感じていたと思います…
| keiko | 2013/10/16 9:57 AM |
貴方のように
覚えていてあげる人
がいる(現在形ですよ)死者は果たして毎年なくなる山ほどの人々の中でどれだけいるだろうか。

たくさんの死者とその残された家族を見てきて一番思う事は
可能な限りいつまでも覚えていてくれる人を持つ事、それがこの世を離れるものに取って一番の幸せであり別れの辛さを安らげてくれるもの。

そう考えれば年忌もお盆の行事も毎朝水とお茶を備える事も
(多分キリスト教だって『忘れない為に』似た様な事をすると思う)忘れがちな私たちを強制的におもださせる為のしきたり、と言っては言い過ぎだろうか。

生者と死者、その間には豁然とした距離が広がり二度と再び肉声を聞くことはないが心の中に住む人の面影は決して色あせることは無い。

なんて説教めいた事を思わず書いてしまいましたが何だか去年も同じ様な事申し上げた、そんな気がするよ。
| さんさん | 2013/10/16 3:48 PM |
私も、お母さんは聞こえてたし、香りもちゃんと感じられてたと思います。もし私がお母さんで娘がいて、娘が好きな歌を歌ってくれたらと想像してみました。きっと温かい気持ちになるだろうな、、
| ゆとみ | 2013/10/17 5:50 AM |
こんにちは、keikoさん。
どうしても、毎年考えてしまいます。
そういっていただけると、心が軽くなります。

こんにちは、さんさんさん。
そうですよね。本当は、元気なころの、楽しかったころの母を思い出すべきなんだと思うのですが、どうもこう、命日というと亡くなった時のことを思い出してしまいます。次の命日には元気なころの母を思い出すべく、母の好きだったビールでも飲みますかね。その方が母も安心するでしょうし。
お盆とかお墓参りとか、亡くなった人のために何かする、というのは、悲しみを和らげる効果もあるのではないかと、思ったりもします。

こんにちは、ゆとみさん。
歌詞がちょっと違ったりしたのを大目に見てくれるといいのですが。
| 管理人 | 2013/10/17 4:13 PM |
管理人殿。
読み終わって、
私もこんなふうに自分の母にできたらいいなって思いました。きっと歌声は聞こえていたと思いますから。
お母様は幸せに天に召されましたね。
| kazumi | 2013/10/17 6:27 PM |
管理人さんにとっては金木犀は
お母様との思い出の香なんですね。
私は実家の庭の金木犀を思い出します。
建替えの時に庭木はすっかりなくなり
ましたが、母はまだ健在です。
お母様がお好きだった歌はどんな
歌だったのかと、勝手に想像を
膨らませています。
管理人さんのような気持ちで、見送る
ことが出来たらいいなあ、と思います。
| murako | 2013/10/17 9:36 PM |
仲の良い母娘だったのですね。
私の母も10年前に亡くなりましたが、20年前に難病になって、時間の経過と共に意思の疎通が取れなくなって、そして最期は病院で亡くなっている母を見回った看護師が見つけたという状況で、私は何もしませんでした。
私は管理人さんのように、思い出すことがやはり大事なのだと思います。時々心の中で話しかけたり・・・
耳は最後まで聞こえてるといいます。伝わっていたと思います。娘さんが好きな歌を歌ってくれたこと、嬉しかったのではと私は思います。
| かまくら | 2013/10/18 4:27 AM |
こんにちは、kazumiさん、
どうもありがとうございます。病室の静けさが寂しすぎる感じでした。痛みと戦っていたので、人生の最後にせめて楽しかったことを思い出して欲しいと思い、母の好きだったカラオケの歌を歌いました。

こんにちは、murakoさん。
キンモクセイは残念ながら当地にはないので、最後に香りを嗅いだのは、それこそ母が亡くなった時です。なんだか、香りの強い花がないんですよね。ジンチョウゲも好きなんですが、こちらにはありません。
母は越路吹雪が好きでした。

こんにちは、かまくらさん。
そうですよね、思い出すことが大事ですよね。私も誰かに思い出してもらえたらうれしいと思います。誰かに思い出してもらうには、やっぱり生前に愛情を惜しみなく注ぐことかな、とも思いますです。
| 管理人 | 2013/10/18 6:07 PM |
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