ラトビア移住12年目。
 
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エルサレム
死海の後はエルサレムで2日ほど過ごした管理人夫婦である。

エルサレムは言わずと知れた聖都である。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれが特別な想いを抱く場所である。
旧約聖書に書かれている場所やら福音書に書かれている場所やらが実際に存在して、不謹慎な表現だとは思うのだが、宗教のテーマパークのような街なのである。

例えば、キリストが十字架に架けられたゴルゴダの丘には聖墳墓教会が建てられていて、実際にゴルゴダの丘の岩に触ることができたりするのである。
ダビデ王の墓もあれば、アブラハムが神に息子を捧げた岩もある。
どこへ行っても「へえ〜」と呟いてしまう街なのである。

というわけで、エルサレムに行くにあたって、旧約聖書の「創世記」とか遠藤周作のキリスト教関連作品とかを熟読した管理人であった。
管理人はこれで3回目のエルサレム来訪で、1回はバスツアー三昧もしたのだが、それでもまだ見ていないものが結構あったのである。

それで、今回はあの「嘆きの壁」ことThe Western Wallの地下トンネルツアーをネットで予約しておいたのであった。
エルサレムの旧市街は何回も破壊された街なので、現在の建物はもちろんキリストの時代のものではない。
嘆きの壁ぐらいなものである。
が、ネットで色々と検索していたら、どうやら地下にトンネルがあり、2000年前の通りやら何やらが観れるというのである。

ツアーは予約制で、管理人夫婦はお昼過ぎのツアーを申し込んでおいたのである。
午前中にちょっと散策してそれからツアーに参加しようと旧市街に入ったところ、英語で
「ちょっと、そっちに行ってもあんまり見るものないよ」
と話しかけてくる人がいるのである。
「いや、怪しい者じゃないよ。ほら、資格もあるし、ツアーガイドだよ。ダビデ王の墓、見た?最後の晩餐の部屋は?」
「ええ!見てないよ」
「こっちこっち!」
早足で歩き始めるガイドに、なぜかついていく管理人夫婦。
確かにダビデ王の墓は見たかったのにどこだかわからずにいたので、渡りに船状態ではあったのだが。

ガイドはとにかく早足で、次々に今まで見つけられなかった場所に連れていく。
「ガイドがいると便利でしょ?旧市街は迷路みたいだから、ガイドと一緒じゃないと時間ばっかり食ってみるもの見れないんだよ」
やあ、確かにその通り。だが幾らよ?とココロの中でつぶやきつつ、まあ、旦那が払うんだからまあいいか、と投げやりな管理人であった。
さすがにガイドは次々に「ほおお〜」というような場所へ連れていく。
エルサレム3回目にしても、である。
結局、3時間ほどのガイドで1万円ほど払ったのであった。

さて、肝心の嘆きの壁の地下トンネルツアーはというと、それはもう素晴らしかったのである。
こちらは一人800円ほどである。コストパフォーマンスもいい。

嘆きの壁は実際誰でも触ることができるのだが、男性はキッパ(頭につける小さな帽子)をつけなければならないし、女性もスカーフか帽子で頭を覆わなくてはならない。さらに、男性用と女性用で場所が分かれているのである。
地下トンネルツアーは宗教的な束縛のない、単なるツアーなので気が楽なのである。
最初に地理的および時代背景に関する情報を模型を使いながら、わかりやすく説明してくれて、ツアー開始である。
ツアーは30人ぐらいのグループにガイド一人、という構成であった。
ツアーに参加した人々はイギリスやアメリカ、ロシアなどから来たユダヤ人であった。
ユダヤ人は世界中に散らばっているのだが、驚くほど皆ユダヤ人の顔をしていたのであった。
話す言葉は違うけれど、皆同じ民族なのである。
ユダヤ教というくくりの中で伴侶を選び、外国の地で生活する。
全く驚くべき民族である。

写真は次回。

 
【2015.01.11 Sunday 00:57】 author : 管理人
| 渡航 | comments(6) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
思春期時代だかに見た”天地創造””偉大なる生涯の物語””ベンハー”といった映画の地というのがイスラエルという国のイメージです。子供心にはインパクト強すぎました。地中海沿岸は遺跡の宝庫で興味深いです。危ないガイドさんに引っかからなくてよかった!です。
| murako | 2015/01/12 8:58 AM |
十戒
チャールトンへストンでしたかなぁ
両手を西洋人風に広げて祈ると神聞き届けたもうて紅海が二ツに割れて道が出来る。 あたしゃ高校二年生だったですかなぁ、カノジョらしき人物を生まれて初めてのデートなるものに誘い出すのに成功、そこで見たのが十戒。
あの頃はそれがユダヤ系アメリカ人がハリウッドにはびこっていてユダヤマネーでキリスト教の味付けはしているが実はユダヤ教のプロパガンダ…なんてひねたことは考えずにひたすらヘストンのひげ面眺めていました。
そういえなあの映画一緒に見たコ、結局手もつながないままそれっきりになったなぁ、今思えば映画代高かったんだぞと言いたい。

まぁ世界中からお上りさんが群れるエルサレム、だましたり騙されたりは日常茶飯でしょうなぁ。ご無事で何よりでありました。とかく宗教をメシのタネにするヤツにロクなのは居ない、ってボーズがそれ言っちゃオシマイよ。
| さんさん | 2015/01/12 5:34 PM |
遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
旅行記、とても楽しく興味深く拝見しました。
イスラエル、ユダヤ人をパートナーに持つ友人は毎回、行くたびにとても褒めているのですが、ユダヤ人が比較的多い私の地域では結構意地悪な人がいて、坊主憎けりゃ的に少し敬遠していた場所でした。でも、管理人さんのブログを読んで、今猛烈にイスラエルに気持ちが向かっています。
いつ行けるか分かりませんが、是非トンネルツアーには行ってみたいです。
楽しい旅、骨休めが出来てなによりでしたね。
今年もブログ楽しみにしています。
| かまくら | 2015/01/12 5:39 PM |
こんにちは、murakoさん。
ベンハー!子供にはインパクト強すぎですよね。広大な砂漠と遺跡の国、というイメージでしょうか。実際砂漠というか荒野にベドウィンがラクダを放牧してたりするのを見ると、映画の一シーンのようでした。

こんにちは、さんさんさん。
紅海は前回行ったのですが、さすがに海は割れませんでした(笑)。初めてのデートが十戒とは、さすがですね!
エルサレムの旧市街はユダヤ人地区、キリスト教地区、イスラム地区、アルメニア正教会地区とかに分かれていて、それぞれに特色があるのですが、迷路のように入り組んでいてなかなか見て回るのも一苦労だったりします。ガイドはいると便利ですがちょっとお高いですね。

明けましておめでとうございます、かまくらさん。
イギリスからも結構たくさん地下トンネルツアーに参加してましたよ。イスラエルはやっぱりかなり特殊な国なので、エキゾチックさは抜群です。食べ物も中東っぽくてスパイシーで美味しかったです。あ、ワインも美味しいですよ!ぜひ旅行先リストに加えてみてください。
| 管理人 | 2015/01/13 12:37 AM |
もう20年近く昔だなぁ、早いもんだ。

エルサレムはイギリス人の友人と遊びに行ったのですが、金曜の夜シャバット突入でしたので、ゴーストタウン化してびっくらこいた記憶があります。あそこほんと迷路ですよねー。いろんな意味で濃い観光地です(笑)
エルサレムマラソンに一回参加してみたいな。
| のびー | 2015/01/16 8:41 AM |
こんにちは、のびーさん。
シャバット突入はびっくらしますよね。オーソドックスの人たちはエレベーターのボタンを押すことも許されない、という話を聞きました。なので、金曜の夜から丸一日はエレベーターが各階止まりの自動運転になってるのだとか。
ええ、まったく同感です。濃い観光地です。エルサレムマラソン、坂が多いので結構きつそうですね。
| 管理人 | 2015/01/16 3:00 PM |
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