ラトビア移住12年目。
 
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ラトビアってがんばってるじゃん
先日の旅行の飛行機の中で、ラトビアについての興味深い記事を読んだ。

AirBalticの機内誌Outlookの2015年1月号より抜粋。

1)ラトビア人はヨーロッパの中で一番マルチリンガルである。
  95%のラトビア人が母国語以外に最低1つの外国語を話し、
  55%のラトビア人が母国語以外に最低2つの外国語を話す。

確かにある程度以上の年齢の人はロシア語を解するし、若者は大抵誰でも英語が堪能である。加えてドイツ語やフランス語を趣味で勉強したり、日本語を習っているという人にも結構お目にかかるのである。

2)リガはヨーロッパで最もアールヌーボー様式の建築物が多い。

3)2012年の統計によると、ラトビアの総消費エネルギーのうち35.8%は再生可能エネルギーで賄われていて、これはヨーロッパで3位である。

Eurostatのサイトで確認したところ、再生可能エネルギーとはバイオマス、風力発電、太陽光発電、水力発電、地熱発電によるものだそうだ。ラトビアの再生可能エネルギー生産は全体量としては微々たるものだが、国内の総消費エネルギーのうち35.8%を賄っているというのはすごいことである。だがしかし、何が主たるエネルギーソースなのだろうか?気になったのでさらにEurostatのサイトで調べてみたところ、固形バイオ燃料であった。つまり、薪とか落ち葉とか農業廃材とかである。ああ、なるほど。

4)ラトビアは世界で2番目に管理職につく女性の割合が多い(41%)。加えて国内の科学者のうち51%が女性である。

確かに、女性管理職が多い。研究室も女性ばっかりである。ちなみに旦那の研究室は学生も入れて15人ほどであるが、内男性は旦那と1人の男子学生の2人のみである。

5)ラトビアは世界で6番目、ヨーロッパで2番目にWiFiの速度が速い。さらに、リガは人口当たりのフリーWiFiスポットの数がヨーロッパで最も多い。

これはインターネット接続が電話線から順次新しくなっていった日本などと比べると、後発な分だけ光ファイバーなどの高速回線の普及が一気に進んだということのようである。確かに速い。

小さいながらも頑張ってる感溢れるラトビアである。



 
【2015.01.17 Saturday 22:54】 author : 管理人
| ラトビアという国について | comments(15) | trackbacks(0) |
この記事に関するコメント
中央市場の酸っぱいキャベツ売っているおばさんでも街角の花屋のオニィさんでも英語で話しかければ英語で返事が帰って来る。
マルチリンガルは実感しました、それも例外無し、誰でも。
それより私のラトビア語の片言が全く通じなかった、これは驚き。

街のちょっと古めの建物は四角く容れ物を作っただけでは建物では無い…と言う認識がある様でかならす彫刻が飾ってあったり柱が飾り付きだったりドアの取っ手がもの凄く凝った鍛鉄で出来ていたり。

四角いだけの建物は人に聞くと『皆ソビエトのころのもの』と言う返事でした。

日本じゃぁもう太陽光発電の電気は買えないよーと電力会社が言ったとか言わなかったとか。 安けりゃいいでしょと電気の元のことを気にしないのはアジアのビンボー暮らしがまだ抜け無いせいでしょうか。

もっともオーストラリアみたいに炭酸ガス排出税のおかげて電気代が倍近く上がるのも考えものだけど。 うちは平べったい国だから水力は無理、原子力はおっかないし安いのはナンだ石炭だ、と言うことで盛大に二酸化炭素を放出してきましたが
さすがにそれはまずかろうと言う事になって炭素税がかかる事になりました。
もっとも今まで見たいに暖房から料理からエネルギーは全て電気に頼るのはやはり変化させなければ行けないだろうと思えます。
| さんさん | 2015/01/18 6:26 AM |
何が羨ましいかといって、マルチリンガル。青春の時代のかなりの時間を費やして学んでも、身につかない外国語。青春時代が終わってしまえあみれば、一般人の語学は忘却のかなたに行ってしまいます。

ラトビアという国は日本から見ると、”秘境” ”こんなところに・・・”という認識のようです。ラトビアのほうがずっと進んでいることも多い、芸術的なことで優れていることも多いということを認知されていないということでしょう。他の国からみたら、日本のことも日本人が思っているほどには認知されていないのが現実だと思います。ラトビアに触れることの出来る管理人さんのブログは、ラトビアにかなり貢献していると思います。
| murako | 2015/01/18 8:28 AM |
ラトビアの良いところ、面白く拝見しました。マルチリンガルの件は、日本と比べてびっくりですが、連綿と鎖国状態を続けててきた報いの日本との差でしょうか。ラトビアでにほんご学校を訪れたとき、コウノトリの漢字を訪問した日本人達に見せてなんと読みますかとのクイズ、私が読んだらそこの先生はがっかりしたかもしれませんが、普通の日本人だって鸛の字を読めませんよね、私は行きの空の上で偶々この字を見ていたから読めたのでした
女性の管理職、日本の現状との隔たりに吃驚しました。ひょっとしてロシア時代に男がシベリアへ流された、なんてことがあったのかななんて妄想したり。それとも男は海外へ出稼ぎに行った結果か?
| 1qtaka | 2015/01/18 8:56 AM |
こんにちは、さんさんさん。
おお、オーストラリアもオール電化なんですね。ラトビアは暖炉率高いですから。みんな薪をくべてます。マルチリンガルぶりはすごいですよね。アジア顔を見るとすかさずロシア語か英語です。アジア顔がラトビア語を話すとは思っていないので、片言のラトビア語は彼らの意表をついているのだと思います。最近はガラス張りのモダンな建物が増えてきましたが、古くても装飾のほどこしてある建物はそのままの姿で復元改修が多いです。

こんにちは、murakoさん。
日本ではせっかく勉強した外国語を使う機会が少ないからなんでしょうかね。それとも教育の方法に違いがあるのか、謎ですね。
ラトビアは日本にとって、ロシアを挟んだお隣さんなのですが、認知度は低いようですね。ええ、私も知りませんでした。大きなことは言えません(笑)。ここのところ、NYのメトロポリタンオペラではラトビア人オペラ歌手勢がかなり頑張っています。主役級が4人もいるんですよ。

こんにちは、1qtakaさん。
コウノトリの漢字があることすら知りませんでした。当然、私には読めません。
女性管理職が多い理由はなんでしょうね。大学も女子学生が多いですし、大学院も女子学生が圧倒的に多いです。確かに男性は出稼ぎに行ってしまっていて国内の女性人口が高くなってます。そういえば、甘やかされた息子の話、というのはよく耳にしますね。それとは別に、子供を産んでも仕事を続けられる、というのが大きいと思います。産休の1年間は国から給料の補助が出ます。孫の面倒を見てくれるおじいちゃんおばあちゃんの存在も大きいのだと思います。
| 管理人 | 2015/01/18 8:59 PM |
うかがいたいことをうかがうのを忘れておりました。
道路に積もって溶けて凍ってをくり返すとき
歩く人はオランウータンでもペンギンでも出来ますが
自動車はどうなっていますか?
フィンランドで借りた車はスパイク付きのスノータイヤで
ブレーキを踏むとがりがりザーと景気良く食い付いて止まってくれましたが冬の北海道のタイヤは(見た所は)普通のスノータイヤで
ボートの如く皆さん最初から滑って歩くのを勘定に入れて運転していました。
果てラトビアではいかがな案配具合でありましょうか。

そもそもなんでスパイクタイヤって禁止されたの?
| さんさん | 2015/01/19 8:28 AM |
ラトビアでは、国内の科学者のうち51%が女性なのですか、ほほう。日本では、分野によっては、博士前期課程までは女性の比率の方が高かったりしても、後期過程となると激減しますよね。うちの研究室も、海外からやってくる学生さんや研究者には女性がかなりいるものの、日本人のポスドクとなると、女性の比率は1割ほど…。何がそこまでの差を生み出すのでしょうね?
| satoukako | 2015/01/19 11:38 PM |
へーそうなんですね、マルチリンガル率。
ただこれも良し悪しというか、自分ちの言語だけで生活をする喜びもありますからねぇぇ。イスラエリーで欧州からの移民である一定世代以上だとまず間違いなく4ヶ国語くらい話すのですが、これもジューの生活だからって年配の人が言ってました。やっぱり便利っちゃ便利なんですけどね。
| のびー | 2015/01/20 5:52 AM |
こんにちは、さんさんさん。
車道は交通量がそこそこあれば雪も氷も溶けてそんなに滑らないです。ラトビアの冬タイヤはスタッドレスです。ちゃんと止まりますよ。スパイクタイヤはアスファルトも削るからじゃないですかね。

こんにちは、satoukakoさん。
日本では、ずーっと学生をやって最後に博士号、という感じですが、こちらは働きながら、が一般的です。博士課程で研究しながら子供を産むケースも結構あります。結婚も出産もキャリアの妨げにならないという羨ましい状態ですね。

こんにちは、のびーさん。
小国はマルチリンガル率が高くなりがちですよね。日本とか大国ですから、日常生活で外国語なんて必要ないですしね。幸せなことですよね。マルチリンガルは一家に一人いれば便利でいいです(笑)
| 管理人 | 2015/01/21 2:03 AM |
マルチリンガルや建築物、女性の管理職、再生エネルギー、何にしても、読んでみて「素晴らしい!」の一言でした。
基本、英語が出来れば旅行では何とかなると思っている人も多いイギリス。フランス語やらスペイン語やらドイツ語を中学のうちからやっていても、ほぼ日本の子ども達の英語と同じレベルだったりします。
リガでマーケットに行った時に、外で独り、木のフライ返しなどを売っていたおばあさんはラトビア語のみでしたが、身振り手振りで一生懸命接してくれて、今でも微笑ましい買い物だったと使うたびに思い出します。
日本もラトビアのように女性が働けると良いのでしょうね。イギリスも日本も頑張ってる国になって欲しいと思いました。
| かまくら | 2015/01/21 3:14 AM |
こんにちは、かまくらさん。
やっぱり大国は自国語だけで困らないですよね。英語が母国語ならなおさらですね。ラトビアで女性が働きやすいのは、ソビエト時代の影響が大きいのだと思うのですが、スカンジナビアの各国になると、もともと男女平等に働くというのが当たり前の考え方のようですね。日本はまず働き方自体を変えないと女性が子育てしながら働くのは難しいでしょうね。残業禁止とか(笑)。無理ですね。
| 管理人 | 2015/01/22 4:25 PM |
こんにちは、管理人殿

ラトビアってすごいんですね!


「別の言語を話すことができるということは、2つ目の魂を所有するということだ」って言われていますが
マルチリンガルが多いラトビアの人とっても魅力的です。
| kazumi | 2015/01/23 6:24 PM |
こんにちは、kazumi殿。
2つ目の魂、ですか!なるほど!
ある程度以上の年齢の人たちがロシア語を話すのは必要にせまられて、という面があったと思います。でも若い人たちが英語などの外国語を普通に話せるレベルというのは、偉いなあと思います。一度どういう授業をしているのか見てみたい気がします。
| 管理人 | 2015/01/25 12:29 AM |
嬉しく、かつ誇らしいデータです。
そうですね、アールヌーボー建築についてはその通りですね。
実際日本とどちらが先進国か考えてみると、ラトビアの方が
はるかに進んでますね。でも、腹立たしい話が多くの日本人
においてはラトビアの存在・位置そのものをよく知らないの
が歯がゆいですよ。書店の旅行コーナーでもバルト三国関連
はというと、織物のリトアニア・情報最先端のエストニア・
あれっ!ラトビアはっ??ってな感じで。でもまあ、無理に
知ってもらわなくてもいいかな&#12316;なんて思っています。
ラチュプレーシス万歳!(?)
| イノウエ | 2015/01/30 1:38 PM |
こんにちは。はじめまして。
ブログ楽しく拝見させてもらっています:)
私の主人もラトビア出身です。
只今ふたりでロンドンに住んでいます。

記事とは関係のない質問になってしまいますが、メッセージが送れなかったのでコメントから質問させて下さい。

http://blog.latvian-style.main.jp/?eid=492

の記事についてです。
毎年6月に開催される森の中のマーケットは今でも開催されていますか?
私はマーケットが大好きなので是非行ってみたいです。
主人に聞いてみましたが、聞いたことがないそうで。

これからも更新楽しみにしています。
| babe | 2015/02/06 8:59 AM |
こんにちは、イノウエさん。
ええ、全く誇らしいですよね。小さな国なのに頑張りっぷりは大きいと思います。確かに日本での知名度は今ひとつですね。ロシアを挟んでお隣さんなんですけどね(笑)。ま、ロシア大きいので、無理もないかも。

こんにちは、bebeさん。
森の中のマーケットやってますよ。毎年6月です。今年は6月の6&#8722;7日だそうです。詳しくは以下のHPで。
http://www.brivdabasmuzejs.lv/
ラトビアの民芸品とかクラフトが中心のマーケットです。雑貨好きにはたまらないですよ。
| 管理人 | 2015/02/06 8:05 PM |
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