ラトビア移住12年目。
 
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老後の心配
先日、旦那の知り合いのお葬式へ行ってきた管理人である。

亡くなったのは83歳の男性で一人暮らしであった。とてもしっかりとしていて、もちろん定年退職していたわけだが、以前から働いていた職場でアルバイトを続けていたのだそうだ。毎日毎日、休むこと無く職場へ出向いていたのだが、お正月明けの3日に、連絡なしに職場へ出てこなかったのでおかしいと思った同僚が自宅へ行き、亡くなっているのを見つけたのだそうだ。

親戚もいなかったのか付き合いがなかったのか、お葬式を取り仕切っていたのは昔の同僚であった。

「彼は本当にちゃんとしていて、もしもの時のことを全部書き残していたの。どこの斎場のどのホールでお葬式をして、その時にかける音楽の順番までね。」

こういう場面に出くわすと、ああ、自分の時はどうなるのだろう。子供のいない夫婦の老後はどうしたらいいのだろう。一人で残ってしまったらここで暮らしていくのだろうか。日本に帰って死んだら旦那と別々に葬られてしまうではないか。とか、色々と考えてしまうものである。

だが、どうだろう。そういう心配はするべきなのだろうか。

1年後の自分や世の中がどうなっているのかも分からないというのに、20年以上先のことを今から心配してどうなるというのだろうか。だいたい未来はコントロールできるものではないのである。なるようにしかならないのである。おそらく、大切なのは心配することではない。今、何をすべきかということである。

そうだ、今、何をすべきなのか。。。

今すべきこと、それは、1)明日午後6時締切りの学会発表の要旨を書くこと、2)打ち合わせ資料の作成、3)山のように溜まっている洗濯物のアイロンかけ、4)生え際の白髪が目立ってきたので白髪染め、5)ああ、今、そこに綿埃がみえなかったか?。。。

老後の心配という名の現実逃避をしていた管理人であった。
【2011.01.11 Tuesday 19:48】 author : 管理人
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15日
雪のちらつくリガである。

横浜ならば、今頃金木犀の香りが漂っているのであろう。
今日、10月15日は母の誕生日であり、命日でもある。
もう、あれから5年である。

今年は「また研究で働き始めたよ」と報告することができる。
それから、「健康で元気にやってるよ」とも報告することができる。
それで、乾杯だ。
昔みたいに。
【2010.10.15 Friday 16:41】 author : 管理人
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技術の進み具合
昨日は次世代DNAシーケンサーの話を聞く機会があった。

DNAシーケンサーというのは、まあ、DNAの配列を解読する機械なのであるが、管理人が5年ほど楽しい主婦業をしていた間に、世の中の技術は進んで、DNAシーケンサーも従来技術からすっかり進化していたのであった。そんな最新技術の話を聞いて、思ったことについてちょっと書いておきたいと思う。

1)パラダイムシフト
まさに、パラダイムシフトである。従来の技術では、一度の解析でより長くDNAを読めるようにする、というのが技術開発の方向だったのだが、次世代シーケンサーは全く発想が逆で、短いものを沢山、そして一度に読む、という方向であった。だからこそ、「次世代」と呼ばれているのであるが、いやはや、そう来たかと感心である。反応を行う基材が大きな鍵となっていて、まさにナノテクが駆使されていた。もちろん、大量のデータを処理するソフトも充実していて、それらが三位一体となって出来上がった解析機器であった。まあ、一台のお値段が神奈川県の庭付き一戸建てと同じぐらいなので、当然ともいえるかもしれないが、管理人は大変感心したのであった。

2)残念
あまり一般には知られていないことだが、世界で最初のDNAシーケンサーは日本人が開発したものであった。(DNA解析の技術自体は日本ではない)しかしながら、次世代DNAシーケンサーは現在アメリカ企業がほぼ独断場である。最初は小さな会社で、DNA解析の受託を行っていただけで、シーケンサー自体の販売は行っていなかったのだそうだが、あれよあれよという間にベンチャーキャピタルが入って大きくなったのだそうな。今では、生命科学研究関連の大きな予算が取れると次世代シーケンサーを買う、という流れになっていて、どう考えても、世界中の生命科学研究関連予算がアメリカの企業に吸い取られていくような図式である。こういうのは日本の企業から出てきて欲しかったなあと思ってしまうのであった。ちなみに、日本では大変よく売れているのだそうな。

こういう技術を目にすると、自分の勉強の足りなさを省みる機会になるのと、やっぱりなんだかワクワクして大変良いなあ、と思ったりした管理人であった。
【2010.09.08 Wednesday 10:52】 author : 管理人
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待ち時間
今日も暑い一日であった。

暑さの苦手な管理人は、できる事なら職場である地下室に、ずっとこもっていたいぐらいの勢いである。だが、そうは問屋がおろさないらしいのであった。

旦那がなにやら打ち合わせがあるというので、しかも10分程度で済むはずだというので、同行し、旦那の打ち合わせのあいだ、外のベンチに座ってぼうっとしていた管理人であった。

だが、どうやら打ち合わせは長引いているらしく、あれよあれよという間に30分が経過。
その間、管理人は携帯でニュースなどを読んでいたのだった。

だが、コレといって面白いニュースがあったわけでもなく、すぐに手持ち無沙汰になってしまったのであった。

気づくと、木陰に座っているものの、日差しは強く、カモメがスイスイっと青空を横切っていく。
見知らぬ小鳥が、石畳の上に舞い降りて、長い尻尾を3回上下させる。
スズメもやってきて、まるで、小さな鞠のように、そのへんを弾んで見せる。

ああ、なんとのどかな一時であろうか。

降り注ぐ太陽と、気持ちの良い風。鳥の声。

ああ。。。
何もする必要はないではないか。

たまには、待ち時間も悪くない。
でも、旦那には一応文句を行っておこう。
【2010.07.03 Saturday 01:06】 author : 管理人
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イパネマの娘
夏はボサノバである。

CDショップに行かずとも、オンラインで好きな音楽が買える昨今は、大変便利である。

ついつい買ってしまったのは、Getz/Gilbertoである。
有名所では、イパネマの娘とディサフィナードが収録されている。
ボサノバ中のボサノバである。

あれは、村上春樹の本にかかれていたのだったか、イパネマの娘といえば、形而上、という言葉を思い出す。

歌の中のイパネマの娘は、完璧で、形而下には存在しない。
形而上だというようなことが書いてあったのである。

そんな、形而上のイパネマの娘を聞きながら、

思い出は、いつか昇華して形而上になるのかな、とか
だとしたら、亡くなった母は、今や形而上の人か、とか
いつかは行きたいなあと思っている世界一周旅行は、形而上なのか、とか
それらを形而下たらしめるにはどうしたらいいのか、
どうにかできるのか、

と、かなり間違った解釈と思考を楽しんで、ついでに

ああそうだ、今ここでは夏が形而上だ、とつぶやいてみる管理人であった。
評価:
Stan Getz & Joao Gilberto,Antonio Carlos Jobim,Astrud Gilberto,Stan Getz,Joao Gilberto,Stan/Gilberto;Joao Getz,Stan Getz / Joao Gilberto / Astrud Gilberto,STAN GETZ / JOAO GILBERTO
Polygram Records
¥ 1,161
(1997-05-20)

【2010.06.18 Friday 21:51】 author : 管理人
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雑感
本日、全ての書類が揃って、一安心の管理人である。

永住許可、と謳っているものの、おそらく実際には5年に一回更新とかそんなものだろうとは思うのだが、一応、永住ということについて考えてみたいと思う。

管理人がラトビアに永住しよう、という理由は、全くもって明らかである。

それは、紛れもなく、旦那との生活をこの地で末永く、ということである。

ということは、もし万が一、旦那に先立たれたりなんかした場合には、どうしたものか、という問題が常についてまわっているということでもある。

日本に帰るのか?
それともラトビアで余生を全うするのか?

時折、そんなことが頭をよぎったりもするのだが、ああ、それは、取り越し苦労というものである。

その時になったら考えればいいのである。

旦那が一人残された場合も同じである。
今からあれこれ考えたところで、その場になってみなければわからないのである。

管理人夫婦には子どもがいない。
管理人も、旦那も、残されたら一人になってしまう。

だからどうだというのか。
一人になってしまった時に考えれば良いのである。

きっと、その時には、考える時間は嫌というほどあるはずである。


【2010.05.28 Friday 22:04】 author : 管理人
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明日は試験なので
今日は耳栓について書いておこうと思う。

今回の火山灰騒ぎで、普段乗ることのないビジネスクラスで帰国した管理人夫婦のもとには、搭乗の際にもらったアメニティグッズが残ったのであった。

その中に、機内で安らかに眠れるようにと、耳栓が入っていたのである。

これを、とある事情から使用してみたのである。

すると、なんとも、今までに体験したことのない世界が広がっていたのである。

外界の音は、ほとんど遮断され、その代わりに、自分の鼓動がとてもはっきりと聞こえるのである。まるで、管理人は覚えているわけではないのだが、胎内にいるかのような、不思議な世界なのである。

なんだか、胎児になったかのように安心して眠れるのである。

ぜひ一度お試しあれ。

ところで、明日はラトビア語の試験である。
と言うわけで、ちょっと落ち着かない管理人である。

もはや、今できる最善のことは、早めに寝ると言うことだけである。
【2010.05.07 Friday 21:53】 author : 管理人
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